人身保護法の内容

人身保護法というのは、不当に人身の自由を奪われている人について、その自由の回復を図るための手続きなどの内容を定めた法律です。
この法律の対象となるのは、刑法犯としての懲役刑などの法律の定めるもの以外で、逮捕、監禁、軟禁などの形態を問わず、身体的な自由を奪われて拘束されている人全般となっています。
したがって、例えば親権のないほうの親が、無理やり子供を奪って連れ帰ってしまったといった場合についても適用されることがあります。
この法律では、拘束されている人自身のほかにも、その人のためにするのであれば、すべての人に裁判所への請求を行うことが認められています。
ただし、特別な事情があって、本人が直接請求をする場合のほかは、弁護士にその代理人となってもらって請求をする必要があるとしています。
請求を受け付けるのは管轄の高等裁判所または地方裁判所ですが、人身に関わることから速やかな手続きが行われ、拘束した人を出頭させるとともに、審問をして事実関係を明らかにします。
最終的には判決によって、請求の理由がある場合は、拘束されていた人は釈放され、理由がない場合は、請求は棄却されて、拘束されていた人は拘束した人のもとにそのまま引き渡されることになります。

コメントは受け付けていません。