人権思想の歴史

現在の世界でも決してなくなってしまったとは言えないのですが、かつては、人が人としてまともに扱われずに、奴隷にされてしまったり、ひどい場合には簡単に殺されてしまったりしても、それに対して何の処置もなされないまま放っておかれる、といったことが当たり前に行われていた時代がありました。

そうした時代にも、こうしたひどいことが行われているのは間違っている、と考えて何とかそうした社会のあり方を正そうとした人たちもいたのですが、まだまだそれを社会に普及させて正させる、といったことはなかなかできませんでした。

このような時代を経て、徐々にではありますが、人が人としてまともに扱われねばならない、という考え方が社会に浸透して行き、そこから人としての基本的な権利という概念が生まれてきたわけです。

そして、主として西ヨーロッパの社会を中心にこうした考え方が確立されることになったのが、近代という時代だったのです。

このように、人類の歴史上で人権思想と言われているものは、近代の西ヨーロッパを中心に誕生したものと言えるわけですが、これが現在では世界の普遍的な考え方として、ほぼ国際的な共通認識というものになっていると言えます。

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